イヤリング・ピアスが痛い、取れるのはなぜ?3つの原因とタイプ別対処法

ジュエリー

印象を変えたいなら、ぜひ試していただきたいイヤリング・ピアス。
手軽に顔まわりを華やかにしてくれるので、いくつあっても困りませんよね。

しかし、他のアクセサリーにはない悩みも。

①着けていると痛みを感じる
②取れやすい(外れやすい)

「好きだけれど長時間着けられない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はイヤリングとピアスにまつわるお悩みについて。
痛い、取れてしまう原因と対処法を見ていきましょう。

イヤリング・ピアスの痛みの原因は「着け方」「重さ」「素材」

「痛み」の原因はおおまかに3つ。
対処法もあわせて確認してみてくださいね。

まずは「着け方」から。

きつくしすぎていないか、合わない金具を選んでいないか

耳たぶの厚みとイヤリングの耳たぶを挟む金具部分の有効幅。
このふたつが合っていないと痛みの原因となります。

イヤリングを新しく新調するなら、ネジ式、またはネジバネ式を。
自分の耳たぶの厚みに合わせて調整できるのが特徴。

クリップ式であれば事前に試着。
どのくらいの力がかかるのか、接地面はどのくらいなのかなど、耳たぶとの相性を確認することをおすすめします。

イヤリング金具は交換できる場合もありますので(デザイン、素材によっては不可)一度販売員まで相談してみてくださいね。

また、イヤリングの痛みは着ける位置によって生じることも。
その場合は以下を試してみてください。

①挟む位置を時間ごとに変える
②安定する位置を探す(耳たぶのふちでなく内側に着けるなど)

ピアスで痛みを感じるなら、イヤリングの場合と同じく耳たぶの厚みが原因となっているかもしれません。

ピアスポストの長さは、自分の耳たぶの厚さプラス2mm長いものを選んでください。
余裕がないとキャッチで挟んだ時に耳たぶを圧迫し痛みの原因となるほか、落ちやすく紛失にもつながります。

耳たぶの厚みの平均が6mmとされているため、平均的な厚みであれば8mm以上を選んでくださいね。

①イヤリング、ピアスは耳たぶの厚みに合わせて選ぶ
②イヤリングは調整できるネジ式、ネジバネ式がおすすめ
③金具交換できるか相談してみる
④ピアスは耳たぶの厚みプラス2mm長いポストを選ぶ

重量、ボリュームがある

つぎに「重さ」。
手に取った時は軽いと思っても、実際に着用すると重いと感じることも少なくありません。
イヤリング、ピアスが重いと痛みの原因となるだけでなく、取れやすく(外れやすく)もなります。
意外に思われるかもしれませんが、軽い方が紛失のリスクも減らせるのです。

重量のあるイヤリング・ピアスを着ける際には、長時間の着用を避けること。
着け替え用のイヤリングと交互に着けて負担を減らす方法も試してみてください。

また、大ぶりのデザインでも、アルミなどの軽い素材を選ぶことで負担軽減につながります。

デザインでいうなら「透かし」は、見た目のボリュームより軽いので、大ぶりが好きならチェックしてみてはいかがでしょう。

①大ぶりのデザインは長時間着用を避け、軽い素材を選ぶ
②着け替え用のイヤリングを持ち運ぶのもおすすめ

かゆくなる

そして最後に「素材」。
イヤリングの金具、素材を変えてもまだ痛みや違和感があるなら、金属アレルギーの可能性を考えてみても良いでしょう。

金属アレルギーとは皮膚の炎症の一種で、アレルギー性接触皮膚炎の原因が金属にある場合に該当します。

(参照サイト:発汗の多い季節に増加しやすい「金属アレルギー」~ アレルギーの正体を突き止めることが回避の第一歩 ~

特に汗をかいた時、汗の水素イオンが金属を溶かし「金属イオン」となり、金属アレルギーを引き起こします。
汗をこまめに拭くことも予防のひとつですが、少しでも違和感を覚えたら必ず検査を受けてください。

金属アレルギーへの一番の対処法は「アレルギーを引き起こす金属を身に着けない」です。
どの金属に反応するかを知ることで、その素材を避けられます。

その他の対処法は「低アレルギー素材を選ぶ」こと。
ゴールド、プラチナに加えて、ステンレス、チタンなど貴金属以外の低アレルギー素材を扱うショップもあります。

①皮膚科で金属アレルギーの検査を受ける
②低アレルギー素材を選ぶ

取れやすい(外れやすい)時は「シリコンカバー」と「シリコンキャッチ」

「取れやすい」原因は、多くの場合「金具」にあります。
「痛み」の原因でも述べたように、耳たぶの厚みに合う金具を見つけるのが優先事項。

さらにあるアイテムを用いてイヤリング・ピアスを取れにくくする方法があります。
そのアイテムとは「シリコンカバー」「シリコンキャッチ」

シリコンカバー

すべり留め効果があるため、イヤリングが取れやすい場合に大活躍。
元々付いている場合もありますが、そうでない場合は「シリコンカバー」のみ購入も可能です。

シリコンカバーは厚みを考慮すれば「痛み」の軽減にもつながるため、両方の悩みを解消したい方にぴったり。

また、金属アレルギーをお持ちの方にもおすすめのアイテムです。

シリコンキャッチ

ピアスが取れやすい場合は「シリコンキャッチ」を。
実は種類が豊富であり、希望に合ったシリコンキャッチがきっと見つかります。

ただ、シリコンキャッチをなくした経験があったり、金属キャッチの方が安心感があるという方もいらっしゃることでしょう。
そんな方にこそ手に取ってもらいたいのが金属とシリコンを組み合わせたキャッチ。

金属キャッチの中にシリコンが内蔵されているタイプは、金属製のキャッチと見た目が変わることなく、ふたつの素材の良さを取り入れられます。

皮膚に触れる部分がシリコンキャッチで金属が内蔵されているタイプは、金属アレルギーに配慮しながらピアスの落下を防げる優れもの。

ベストなシリコンキャッチはピアスのデザインに合わせるだけでなく、あなたにとって良い着用感なのかも重視してみてくださいね。

自分に合ったアイテムを!

リングなら号数、ネックレスならチェーンの長さや幅。
どのアクセサリーにもいえますが「自分に合った」サイズ、アイテムがあります。

これまで述べた通り、イヤリングやピアスも例外ではありません。

耳たぶの厚みは?
負担がないと思う軽さは?

悩みとあなたの感覚を明確にし、快適にイヤリング・ピアスを身に着けてくださいね。

宝貴工芸では長めポストのピアス、低アレルギーパーツ(K18・プラチナ)も取り扱っております。
痛みでお悩みだったり、金属アレルギー対応のアクセサリーをお探しであれば、お気軽にご相談ください。

ジュエリーリフォーム・修理・買取りのご相談承ります>>>Houki Kougei

ライター:ニシナエリカ

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