カメオとは?宝石としての意味とブローチ、ペンダントの選び方

ジュエリー

ジュエリーが好きになると、きっと興味を持つアンティーク・ジュエリー。
そして調べていくうちに出会う「カメオ」。

女性の横顔が宝石に彫られていたり、花が彫られていたり。
素敵だけれど身につけるのが難しいと感じる方も多いのでは?

実際、カメオとはどのようなものなのでしょう。

今回はカメオについて。
カメオの意味や用いられる宝石の種類、選び方や秋冬に欠かせないブローチカメオの取り入れ方をお届けします。

カメオとは?歴史やモチーフの意味

カメオは英語で「cameo」。
紀元前から愛されてきた代表的なジュエリーであり、その歴史は古代メソポタミアまで遡ります。

カメオの歴史

「カメオ(Cameo)」とは、絵柄が立体的に見える「浮き彫り」を宝石に施したもの。
反対に「沈み彫り」と呼ばれるのが「インタリオ(Intaglio)」という彫刻技法です。

まとめて「カメオ」と呼ばれることもありますが、彫りの種類が異なるのです。

鉱物の色や層のコントラストを活かし、モチーフの美しさをより際立たせているカメオ。
約6000年前に誕生したのち、古代ローマ時代に発展し、現在も制作され続けています。
当時は装飾品としてだけでなく、お守りや印章としても身に着けられていました。

時代が移り変わるなかで、彫りを施される宝石やモチーフは変化してきましたが、カメオは大きくその形を変えたわけではありません。
古代ローマ時代には、すでに現在と変わらない形であったと伝えられています。

カメオのモチーフとは。なぜ女性の横顔?


何千年もの時を超えて愛され続けているカメオ。
一目でカメオとわかるモチーフといえば、女性の横顔ではないでしょうか。
陶器のような肌や、風になびく髪が細やかに表現されたカメオは、今にも動き出しそうなほど生命が宿っているように感じる作品があります。

ほかにも動植物や神話、天使などのモチーフがありますが、大切な人を身近に感じられるジュエリーとしてもカメオは流行しました。
写真がない時代だからこそ、肖像彫刻を残すことは権力の象徴であったり、
貴婦人たちの間で流行った美と若さを永遠に残すトレンドであったり…
一つとして同じものはないカメオは、きっと当時から特別なものだったに違いありませんね。

カメオの素材とは。シェルカメオ、ストーンカメオって?


カメオの素材となる代表的な宝石はシェル(貝)にめのう、オニキスに珊瑚、ターコイズ。
アメシストやエメラルドなどの不透明石もカメオにされますが、縞や色のコントラストが美しい宝石が
素材として選ばれます。

使用する素材によって名前が異なり、シェルならシェルカメオ。
天然宝石はストーンカメオ、珊瑚ならコーラルカメオなどと呼ばれます。

また大理石をカメオに加工したり、金属をカメオのように加工したメタルカメオも存在します。

秋冬のファッションに映える!カメオジュエリーの選び方>

ジュエリーの歴史とともにあるカメオ。
女性がカメオをアクセサリーとして身に着けるようになったのはルネッサンス時代。
その時代を繁栄させたフィレンツェの支配者メディチ家の収集によって、カメオの流行に火をつけ、ヨーロッパの女性の間でも大流行しました。
現在もドイツやイタリアで制作されており、アンティークだけでなくさまざまな選択肢があります。
では、カメオを選ぶ際はどのような点に注目すればよいでしょうか。

カメオの選び方とは?

カメオを選ぶ基準は色や彫りの精密さ、宝石の種類や作家の感性によるオリジナリティなど、選ぶ人によって視点も異なりますが、重要なのは「破損があるかどうか」を見極めること。

彫りの技術や精度が高いことも重要ですが、髪や顔、指などの細やかな部分に割れやヒビがないか確認しましょう。
どの程度の破損か、それは修復可能なのか。
もともとあるインクルージョンも、破損の原因となりそうなものは避けてください。

ブローチカメオの選び方

カメオジュエリーといえばブローチをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
重厚感のある秋冬の服装だからこそ、より映えるカメオのブローチ。

マフラーに添えるだけでエレガントなムードを演出できるので、いつもよりちょっと特別にしたい時にも活躍します。
ブローチとしてだけでなく、ペンダントトップとして兼用で使用できる仕様のものもよく見かけます。

リングと異なりぶつける心配も少ないブローチですが、心配なら硬度7以上のストーンカメオを選んで。
また、ブローチならではの額縁のようなデザインを楽しむのもおすすめです。

ちなみにフォーマルシーンにおいてブローチの正式な身に着け方があるそう。
ロイヤルファミリーを参考にするとわかりやすいですが、
* 相手から見て右側 (本人の左側) の
* 胸元でなく、肩口 (鎖骨付近の高い位置)
に身に着けるのだそう。

でも私たちが日常で楽しむ最大のポイントは、選ぶ際にカメオ自体の彫りのデザインや表情が好みであること…
何よりあまりいろんなルールに囚われず、後生大事にしまったままにせずコーディネートを楽しむこと。
今年トレンドのALLブラックの上下に大判の柄物のストールを巻いて、ポイントにカメオのブローチなんていうコーディネートもステキですね。
今年流行のケープにもぴったりです。

大切にブローチを楽しむための味方「ブローチストッパー」

最後にカメオブローチを身に着ける際に欠かせない、便利なパーツをご紹介。
お気に入りのブローチを着けて行ったら、いつの間にかどこかで落としてしまった!!!!!
そんなとてもとてもショックな経験をしたことはありませんか?
そんな悲しい想いを二度と繰り返さないための心強い味方が
ブローチの落下を防止する「ブローチストッパー(シリコン) 」です。

~使い方は簡単~

1.ブローチの針を洋服の生地に通します。
2.シリコンストッパーを針に差し込みます。
3.針を留め金にかければ完了です。

万が一、風車から針が外れてもブローチストッパーが滑り止めの役割を果たすので
いきなりブローチ本体が落下しにくくすることができます。
Houki Kougeiの店頭でもお取扱いがありますので、興味のある方はぜひお声掛けくださいね。

※針が短すぎると着けられなかったり、大きすぎて重さがある場合は抜けやすいこともあるのでご注意ください。

まるでアートを身につけているような気分に浸れるカメオ。
ほかのジュエリーとは異なる新鮮さを求めているなら、きっと世界が広がるはず。
作家の想いのつまった緻密で繊細なアートジュエリー。
この冬、一つ取り入れてみませんか?

ライター:仁科エリカ

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