二人の絆を繋ぐ~8月の誕生石 ペリドットとサードニクス-後編

ジュエリー

前回は8月の誕生石「ペリドット」についてご紹介しました。

今回は8月のもう一つの誕生石、「サードニクス」について引き続きご紹介いたします。

二色が調和する円満の石~サードニクスについて

8月の誕生石のもう一つは、「サードニクス(サードオニキス)」です。
主な産地はアメリカ、ブラジル、ウルグアイ、インド、中国、ドイツなど…。
日本名は「紅縞瑪瑙(べにしまめのう)」と呼ばれ、その名の通り、照りつける夏の太陽を思わせる赤色~朱色・褐色をベースに白色の縞模様が艶やかな、美しい天然石です。
「サードニクス」は、「サードオニキス」や「サードオニックス」「サードニックス」とも表記されます。
日本名の「瑪瑙 (アゲート)」や、「オニキス」と聞けば、皆さんよくご存知だと思います。
「サードニクス」は、「瑪瑙」の仲間で、赤色と白色の棒線状の縞模様が出ているものを言います。

名前の由来は主に二つあると言われています。
一つはギリシャ語で 赤みがかった茶色 を表す “サード(sard) ” と、かぎ爪・縞模様を意味する “オニックス(onyx) ” を合わせたというもの。
もう一つは現在のトルコにあるアナトリア半島で栄えた古代リュディア王国の首都「サルディス(Sardis)」と、ギリシャ語で爪を意味する「オニキス」が合わさったという説。
名称からはオニキスに近そうに思いますが、どちらかというとカーネリアンに近い石です。

サードニクスは古代ローマやギリシャ時代など古来より人気があったと伝えられています。
熱いワックスがサードニクスに付着しないことから、紋章・印章・シグネットリングなどにするのに使われ、層によって様々に現れる縞模様の美しさがカメオ彫刻の材料としても重宝されてきました。

12の宝石

古来より、宗教上の儀式や神聖な場にまつわるシーンにおいて、様々な宝石が用いられてきました。
新約聖書 「ヨハネの黙示録」によると、最後の審判が下った後に現れる世界の都「新エルサレム」の城壁の土台石は、12個の宝石で飾られていたと記されています。

都の城壁の12の土台石は碧玉(ジャスパー)、サファイアにルビー、他にエメラルドや翡翠、トパーズなどがありますが、その中の赤瑪瑙が、サードニクスだと言われています。
まさしく天界へと繋がる道、12の宝石の一つとして神々しく照り輝いていた事でしょう。
また、これが12の誕生石の由来の一つとも考えられているそうです。

コミュニケーションを高める石

サードニクスの歴史は古く、絆や生命力を深めると言われてきました。
赤と白の調和がコミュニケーション能力を高め、夫婦和合や子宝のお守りなど、友人や仕事などのあらゆる人間関係を安定・良好に保ち、その絆を深めると言われています。
『恋愛成就・結婚運アップ・家庭運アップや夫婦円満、子宝のお守り』にも良いとされています。
サードニクスは魅力が沢山詰まった宝石なのです。

人の輪をつなぐ8月の誕生石

サードニクスはあまり聞きなれない石だったかもしれませんが、興味を持っていただけましたでしょうか?丸珠のブレスレットやネックレス、美しく彫刻されたカメオなど、気軽にさまざまに楽しむことが出来るのもよいですね。

最後にもう少しだけ…
サードニクスの宝石言葉は 『夫婦和合』『邪気払い』『幸せな家庭』『魔除け』など…

日本では、「縁結びの神」として有名な島根県にある出雲大社。
出雲は出雲めのう (青瑪瑙)を使った “まがたま” の生産も有名です。
天皇の皇位の象徴として2600年以上受け継がれており、即位の礼でも「三種の神器」の一つとして話題になりましたね。
少し話が反れましたが、その出雲大社に奉られている御神体は、巨大なサードニクスで出来ているそうです。
封印されているので謎に包まれておりますが、魔除けや良縁につながるような数々の宝石言葉にも頷けますね。

さて、2週に渡り「8月の誕生石 ペリドットとサードニクス」について、お伝えしましたが如何でしたでしょうか?
太陽の石の如く光り輝くペリドットと、艶やかなサードニクスは、宝石言葉もとても共通した誕生石でしたね。
太陽にまつわる石とされるので、暑い夏を乗り切るパワーもありそうです。

お子さんが夏休みに入り、ご両親もテレワークなどで、家族揃って過ごす時間が増えている方も多いと思います。
このような大変な時期ですが、忙しく過ごしていた以前にはなかった新たな “ほっこり時間” も生まれているのではないでしょうか?
家時間が多い今年は、夏休みの自由研究としてカラーストーンや誕生石について調べてみるのは如何でしょう。
そして、もし更なる興味がわいたなら…
ご夫婦や恋人同士、家族で同じものを身に着けるのも楽しいかもしれません。

ライター:綺羅子

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