花の色彩を持つ石~クンツァイトの宝石言葉

ジュエリー


今回は、2021年末に9月の誕生石に仲間入りしたクンツァイトをご紹介します。

クンツァイトはリシア輝石というリチウムとアルミニウムを含有する鉱物の優しい桃色から紫色のものを指します。

名前の由来は、第1発見者と言われている宝石学者のジョージ・フレデリック・クンツ博士から名づけられていますが、新種だとして発見したのはフレッド・M・シッカー氏でクンツ博士は発見当初はトルマリンの1種だと思っていたという説もあります。
名付けをどうするか、第1発見者はどちらなのかで争いが起き、実際どのようなやり取りがあったかは明らかにされていませんが、結局「クンツ博士が新種として発見した」というところで落ち着いたそう。

クンツァイトは見る角度によって濃淡が違って見える多色性、日差しに当てると色が変わる退色性に石そのものが光り輝いているように見える燐光性を持っており、淡く優しい色合いは場面によって表情を変え、身に着ける人を魅力的に照らします。


その優しく瑞々しい色味は「ライラックピンク」と言われ、春~初夏を彩る花を連想させることから「無償の愛」「献身」など他者へのやさしさや内なる美しさを象徴する石として知られています。
癒したい相手、幸せを願う相手へ石言葉と共に贈ってみてはいかがでしょうか?

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