ニュアンスカラー、くすみカラーの宝石~スモーキークオーツ、スフェーン、クンツァイト、オパール他

ジュエリー

近年、ファッションやメイク、ネイルなど、大人のオシャレでよく耳にする「ニュアンスカラー」。

ニュアンスカラーとは、複数の色を混ぜた彩度の低い「曖昧」な印象の色のことを指します。
空間や肌に品良く馴染み、こなれ感や心地よさ、大人の上質な雰囲気を演出できるので、ファッションやアート、インテリアデザインによく採用されています。

ニュアンスカラーを持つジュエリーは、当然サファイヤやルビー、エメラルドなどの貴石やパライバトルマリンなど希少石のような鮮やかさはありませんが、
手元や首元にさりげなく上品に取り入れる日常ジュエリーにはうってつけではないでしょうか?

また、秋冬のファッションのボルドーやブラウン、マスタードカラーやテラコッタなど、深みのある色味や、
ファーやニットなどの柔らかな素材との相性も抜群。大人の冬スタイルの相棒になります。

今日はそんなニュアンスカラーの宝石をご紹介したいと思います。

スモーキークオーツ


煙がかったような渋い色味が特徴で、和名では「煙水晶」と呼ばれます。
アルミニウムを含有する水晶が、自然の放射線の影響によって茶色味を帯びると言われています。

ブラウンダイヤモンド


その名の通り茶色のダイヤモンド。ファンシーカラーダイヤモンドの一つです。
幅広い色味を持ち、薄い色味のものは「シャンパンダイヤモンド」、濃い色味のものは「コニャックダイヤモンド」や「チョコレートダイヤモンド」と呼ばれます。
ダイヤモンドの中でも比較的リーズナブルな価格で手に入り、男女問わず身に着けやすい宝石です。

スフェーン


オリーブグリーンの中に煌めく赤やオレンジなどのカラーチェンジが特徴で、透明度の高いものはダイヤモンドよりも輝きます。
パワーストーンとしても非常に人気があり、人生を変えてくれる「成長の石」として知られています。

クンツァイト


「ライラックピンク」と言われるピンクと紫の中間のような色味を持つクンツァイトは、見る角度によって濃淡が違って見える多色性、日差しに当てると色が変わる退色性に石そのものが光り輝いているように見える燐光性を持つ宝石。
淡く優しい色合いは場面によって表情を変え、身に着ける人を魅力的に照らします。

ムーンストーン

ムーンストーン
月を閉じ込めたような幻想的な光を放つムーンストーン。
「シラー効果」という特殊効果により青白い光が出現します。
その名の通り「月のエネルギーを宿した石」として大切にされており、満月の夜にムーンストーンを口に入れると未来を見ることができると言われるなど、神秘的な話題の多い宝石です。

オパール


ホワイトオパールは、地色が半透明な白から単色系でふんわりとしたクリームの中に
色彩が浮かび上がります。
オーストラリア各地の鉱山で多く産出され、オパールの中では一番親しまれています。
他にもデンライトオパールと言う白色~クリーム色の地色に黒い模様を持つオパールもあり、
大理石のような色味がシックでファッションに取り入れやすい宝石です。

ラベンダー翡翠


翡翠と言うと艶やかな緑のイメージが強いですが、実は淡い紫色の”ラベンダー翡翠”と呼ばれる物もあります。
おもな産地はミャンマーとグアテマラ、そして日本の翡翠の産地・糸魚川。
優しい紫色を持つラベンダー翡翠はブレスレットとしてだけでなく、指輪(リング)やペンダントトップなどジュエリーとしても仕立てられており人気があります。

インペリアルトパーズ


天然のトパーズにおいて、黄金色、ピンク色、オレンジ色を混ぜ合わせたような大人の甘さを味わえる色を、インペリアルトパーズと言います。
堂々とした名前の如く、眩く光り輝く黄金色を発する由緒ある貴重な宝石です。

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